岡眼科クリニック

マイオピン(低濃度アトロピン点眼薬)の勉強会を行いました。

マイオピン(低濃度アトロピン点眼薬)は近視の進行を抑制する効果が確認されている点眼薬です。
4歳から点眼可能、1日1回就寝前に点眼することで軽度〜中等度の近視の進行を抑制することができます。
近視がなくなるわけではないため視力を回復させる治療ではありませんが、成長期では近視が進みやすいため予防が大切です。
眼鏡をかけたくない、オルソは怖くてできないというお子様はいませんか?
また、家族が近視が強くお子様への遺伝を気にされている方、ぜひ点眼での治療も選択肢に入れてみてください。

視能訓練士:馬場

IPCLの勉強会を行いました。

IPCLとは、ICLと同様に角膜を削らずに眼の中にレンズを挿入し視力を矯正する治療法です。
ICLでは未対応だった老眼矯正も同時期可能です。
ハイブリッド親水性アクリル素材のためタンパク質の粒子などが付着しにくく、見え方の質が高いことが証明されています。
また、白内障や緑内障等の合併症リスク低減に配慮された作りになっています。
ICLに興味があるが年齢や老眼が気になるという方、ぜひIPCLをご検討ください。

視能訓練士:馬場

特殊2焦点眼内レンズLENTIS-レンティスの勉強会を行いました。

特殊2焦点眼内レンズLENTIS-レンティスの勉強会を行いました。

当院の白内障手術の際には患者様の生活スタイルに合わせて様々な『多焦点眼内レンズ』『特殊眼内レンズ』より選択して頂きます。

LENTISにはLENTISMプラス、LENTISMプラスXと二種類あり、遠方・近方のにピントが合う特殊2焦点眼内レンズがあります。
レンズの材質はどちらも25%含水アクリル性で長方形のプレート型で度数は-10.0〜+36.0と幅広くあり、患者様の度数に合わせて製造される眼内レンズになります。通常マイナスのレンズはなかなかありませんがLENTISは-10まであり幅広い方に選択できる眼内レンズです。

レンズの構造上グレア(光の滲み)ゴースト(LENTIS特有の症状)が出ますが視力や見え方に影響のない方も多くいらっしゃいます。
コントラストは単焦点眼内レンズとそれ程変わりなく明るいより鮮明な見え方が期待されます。 

LENTISの眼内レンズは2013年頃から当院取扱をしておりましたが、今回勉強会でレンズの特性を再確認する事ができました。
現在定期的に、白内障手術説明会を行なっています。何か少しでも眼内レンズについて疑問点などありましたらお気軽にご相談下さい。

看護師:松井

アレジオン眼瞼クリームの勉強会を行いました。

2024年5月22に発売された、世界で初めての1日1回塗るタイプのアレルギー性結膜炎治療薬「アレジオン眼瞼クリーム」の勉強会を行いました。

アレジオン眼瞼クリームの有効成分であるエピナスチンは眼瞼皮膚を通過して眼球・眼瞼結膜の掻痒感において有効で、1日1回目の周りに塗ることでアレルギー性結膜炎の掻痒感を軽減することができます。

現在、当院ではヒスタミンH1受容体拮抗薬の点眼薬であるアレジオンLX点眼液やパタノール点眼液などを主に処方していますが、アレジオンLX点眼液は1日2回、パタノール点眼液は1日4回の点眼が必要とされます。
アレジオン眼瞼クリームは1日1回の塗布で終日にわたり有効性を維持、点眼が困難な患者様へも容易かつ適切に投与しやすいことが特徴です。
またコンタクトレンズを装用されている方へも使用出来るメリットがあります。
今までの点眼薬と使い分けをすることで患者様のコンプライアンスが向上することを期待出来るお薬であると考えます。

薬剤部:成清

Tixel(ティクセル) の勉強会を行いました。

みなさん、こんにちは。
突然ですがドライアイにお困りではないですか?
先日、当院で Tixel(ティクセル) の勉強会を行いました。
Tixel(ティクセル) はドライアイ治療に用いられる機械で、凝り固まった古いマイボーム腺を溶解することができます。
IPLの場合は対象物に光エネルギーが吸収されて熱交換して周囲の組織に伝播し効果を発揮するのですが、 Tixel(ティクセル)は表皮に伝えた熱がそのまま組織全体に伝播するため熱交換の必要がありません。
そのため5分という短時間で麻酔不要で安全に施術が行えます。
ドライアイでお困りの皆様、お気軽にご相談ください!

受付:東野

スクレラルレンズの勉強会を行いました。

先日、スクレラルレンズ(コンタクトレンズの一種)という、目の表面全体を覆うように設計されたコンタクトレンズの勉強会を行いました。
スクレラルレンズは角膜だけでなく、白目(スクレラ)にも乗るため、目全体を覆うような造りになっています。
このデザインにより
・ドライアイの改善: レンズと角膜の間に涙液をためることができるため、ドライアイの症状を緩和
・角膜疾患の治療: 角膜移植後の眼、角膜の形状が異常な場合、損傷がある様な方の視力矯正
・視力の矯正: 近視、遠視、乱視、特に円錐角膜などの眼における視力矯正
が期待できるというものになります。
スクレラルレンズは、特に角膜の形状に問題がある患者様や、通常のコンタクトレンズが装着困難な患者様に対しても有効です。
このような症状でお困りの方はお気軽にご相談ください。

検査:宮本

5焦点眼内レンズIntensity-インテンシティ- の勉強会を行いました。

当院の白内障手術『多焦点眼内レンズ』では、複数の眼内レンズの中から、患者様一人一人の生活スタイルに合わせてレンズをお選び頂けます。
Intensityは、技術力のある国イスラエルで製造されています。
老眼や乱視を治すだけでなく、遠方・遠中・中間・近中・近方の計5焦点にピントを合わせる事が可能で、全距離(遠方から40cm)において視力の落ち込みの妥協がありません。
更に、光の透過性を最大化する事によりコントラスト感度が高く、明るい見え方が期待出来ます。
夜間感じやすい、光の乱反射により起こるハローグレア(光のにじみや眩しさ・光の周りに輪っかのような物が見える現象)も少ないレンズです。
レースカット製法により白内障術後にでる後発白内障も抑えられると言われています。
私たちも今回改めて勉強会を受けることでレンズの特性を再認識することができました。

現在定期的に、患者様への白内障手術説明会を行っております。
もちろん、当院へ受診歴がない方もご参加頂けます。
ご興味のある方は、是非一度ご参加ください(^^)

診療担当:稲村・高尾

アイリーア8mg硝子体内注射液の勉強会を行いました。

アイリーアはこれまで2mgの規格のみでしたが、従来のアイリーアよりも高濃度の薬剤が発売されたため、早速勉強会を行いました。
アイリーアはVGEF阻害薬と呼ばれるグループに属する眼科用の注射薬です。
滲出型加齢黄斑変性などの原因とされる脈絡膜新生血管の形成や、黄斑浮腫の形成、虹彩や隅角の新生血管の形成、網膜での新生血管の増殖に強く関わっているVGEFの作用を阻害することにより、不必要な血管が新しく出来ることや血管から水分が漏れ出ることを抑えて、視力を維持あるいは改善したり、眼圧を下げたりします。

アイリーアはこれまで2mgのみの規格でしたが、新たに8mgが発売されました。
導入期は今までの2mgと同じく4週毎に連続3回投与ですが、維持期は2mgが8週間隔であるのに対し8mgは16週間隔と長くなっています。
患者様への維持期の投与間隔が長くなり、経済的負担を軽減できる可能性があります。



薬剤部:成清

多焦点眼内レンズの勉強会を行いました。

先日、多少点眼内レンズの勉強会を行いました。
今回はいつもの勉強会で学ぶレンズ規格、特性のみではなく各レンズの時代背景、素材や製造過程などにも注目した勉強会を行いました。
今までより詳しく学ぶことができ、眼内レンズの知識をさらに深めることができました。
今回学んだ3焦点のClareon PanOptixやハロー・グレアが少ないClareon Vivityなど当院では複数の眼内レンズをご案内しております。
白内障手術を検討されている方はお気軽にご相談ください。

検査:穂坂

【重要】施設名・診療内容についてのお知らせ

この度、岡眼科飯塚クリニックは2024年10月1日付で、施設の名称を変更することとなりました。
今後は、白内障・老眼・近視治療を中心とした急性期手術専門の「先進会眼科 飯塚本院」として生まれ変わります。
より高度で専門的な医療を提供する為の変更ですので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。