眼瞼下垂(がんけんかすい)とは
眼瞼下垂とは、上まぶたが下がって開きにくくなる状態です。まぶたが重い、被さって見えにくい、疲れやすいなどの症状が出ます。また、物を見る時にあごを上げて見たり、まぶたをより上げようとするため、額にしわが寄ったり、眉毛が上がったりします。
眼瞼下垂には、先天性眼瞼下垂(生まれつきの眼瞼下垂)と後天性眼瞼下垂(元々眼瞼下垂はなかったがその後まぶたが下がってきた状態)、偽眼瞼下垂(一見眼瞼下垂にみえるがそうではない状態)があります。 最も多いのが加齢性眼瞼下垂で、その他ハードコンタクトレンズ長期使用による眼瞼下垂や重症筋無力症、動眼神経麻痺(脳梗塞、脳動脈瘤など)などもあります。
眼瞼痙攣(がんけんけいれん)とは
眼瞼痙攣と言えば、その言葉の通りまぶたが痙攣する病気と思いがちですが必ずしもそうではありません。眼瞼痙攣の初期症状としては、まぶしく感じる、まばたきが多くなる、ジガジガする、コロコロする、涙が出る、目が疲れるなどが代表的です。ドライアイや眼精疲労や精神疾患などとして治療されている事もあり、診断が非常に難しい病気の一つです。重症化すると、目の周りの筋肉が自由に動かず目があけにくくなり、日常生活にも大きな支障を来すことがあります。
これは脳内のまぶたの運動を制御するシステムが、何らかの原因で機能障害を起こすことによって生じると考えられていますが、詳細は解明されていません。