Q誰でもICLの手術を受けられますか?
A
年齢が21歳以上で近視または乱視またはその両方の方で、医師により適応が確認された方が手術が可能です。手術前に適応検査を行い、人それぞれの近視や乱視の程度、目の大きさに合わせてレンズを選ぶ必要があります。
QICLのレンズは目のどこにインプラントするのですか?
A目の中の黒目(虹彩)の裏、水晶体の前の後房と呼ばれる位置にインプラントします。黒目の裏に固定することで、ズレたりする心配はほとんどありません。また、外見からレンズが見えることもありません。インプラント後、特別なケアは必要ありませんが、定期的な眼科受診を強くおすすめします。
QICLのレンズはどんな素材でできていますか?
Aコラマー(Collamer)と呼ぶ、HEMA(水酸化エチルメタクリレート:hydroxyethyl methacrylate)とコラーゲンを含む生体適合性の高い素材で作られています。この素材は目の中で異物として認識されにくい大変優れた素材です。特別なメンテナンスなどをしなくても目の中で曇ったりせずに長期間透明な状態を維持し、長くレンズとしての機能を果たすことが可能です。さらに紫外線吸収剤が含まれていますので有害な紫外線(UV)をカットしてくれます。
Qどうして手術後クリアに見えるのですか?
A精度の高いレンズを使って目の中で視力矯正を行っているため、収差(光の結像のズレ、像のボケやゆがみ)が少なくクリアな見え方が期待できます。またレーシックに比べて強い近視や乱視でも安定した優れた視機能を得る事ができます。
Q手術を行った後、どのぐらいで視力が安定しますか?
A角膜を削らずに、小さな切開創からレンズを目の中にインプラントするだけなので手術当日から裸眼で過ごせます。手術直後は目の中で若干の炎症が起こるため見えにくい場合もありますが、通常は翌日から1週間ほどで良好な視力に回復することが多いようです。ただし手術による切開創は自然治癒するまでに1カ月から3カ月程度の期間を要する場合があります。このため、手術後は視力が良好に回復した後でも医師の指示には従ってください。また視力回復後も定期的な眼科受診をおすすめします。
Q手術を行った後、視力が変わった場合はどうすればいいですか?
Aインプラントしたレンズは取り出して交換することが可能です。あるいはインプラントしたレンズはそのままにしておいて、他の屈折矯正手術を受けることもできます。また何度も手術を受けたくない方は、レンズをインプラントしたままの状態でメガネやコンタクトレンズを併用することも可能です。老眼の方は、老眼鏡をかけることができます。個人に応じたカスタムメイド治療をできるのが岡眼科の特徴でもあります。
Q合併症など、手術のリスクはありますか?
Aまれにレンズと水晶体が干渉し白内障を誘発することがあります。その場合は、いったんレンズを取り出して白内障の治療をします。また以前には、手術後に目の中の水(房水といいます)の流れに変化が生じて眼圧が上昇することがありましたが現在ではほとんどありません。手術自体のリスクもほとんどありませんが、まれに感染症をおこすことがあるので注意が必要です。ICLのサイズと目のサイズの不一致があるとICLの入れ替え手術が必要になる場合もあります。
Qレンズを目の中にインプラントする治療法はICLだけですか?
A角膜の内側、黒目(虹彩)の表側の前房と呼ぶ位置にレンズを固定する別の治療法が以前からあります。ICLはレンズを後房に固定する治療法です。
Q手術をする医師によって手術成績は変わりますか?
AICL手術を行う事が出来るのは、実際の認定手術を合格し認定医となった医師のみですので、どの先生でも手術自体は問題ないと思います。その中でも岡院長は日本でも数名しかいない、ICL手術指導医(インストラクター)で、ICL手術経験数もトップレベルです。