アイリーアはこれまで2mgの規格のみでしたが、従来のアイリーアよりも高濃度の薬剤が発売されたため、早速勉強会を行いました。
アイリーアはVGEF阻害薬と呼ばれるグループに属する眼科用の注射薬です。
滲出型加齢黄斑変性などの原因とされる脈絡膜新生血管の形成や、黄斑浮腫の形成、虹彩や隅角の新生血管の形成、網膜での新生血管の増殖に強く関わっているVGEFの作用を阻害することにより、不必要な血管が新しく出来ることや血管から水分が漏れ出ることを抑えて、視力を維持あるいは改善したり、眼圧を下げたりします。
アイリーアはこれまで2mgのみの規格でしたが、新たに8mgが発売されました。
導入期は今までの2mgと同じく4週毎に連続3回投与ですが、維持期は2mgが8週間隔であるのに対し8mgは16週間隔と長くなっています。
患者様への維持期の投与間隔が長くなり、経済的負担を軽減できる可能性があります。