加齢性黄斑変性症|岡眼科クリニック

加齢性黄斑変性症(AMD)抗VEGF療法


ハイデルベルグスペクトラリスHRA+OCT

今まで加齢黄斑変性症(AMD)は「不治の病」でした。手術やPDT(光線力学療法)など、様々な治療が試みられましたが結果は十分とは言い難く、治療の難しい難病でした。しかし近年、OCT(三次元眼底画像解析装置)の登場により、加齢黄斑変性症のごく初期でも診断が出来るようになりました。

そして2009年に承認された抗VEGF療法により、加齢黄斑変性症によって低下した視力が改善する、または悪化する前に治療する事も可能になりました。岡眼科では最新鋭機「ハイデルベルグスペクトラリスHRA+OCT」をいち早く導入し、蛍光眼底造影と組み合わせることで超早期から重症例まで的確に診断し、治療方針を決定しています。

現在、滲出性加齢黄斑変性症に対する最も効果的な治療は、抗VEGF療法であることは間違いありません。

Heidelberg spectralis HRA OCT

Heidelberg spectralis HRA OCT


加齢黄斑変性について

加齢黄斑変性は、米国をはじめとする欧米先進国においては、成人(特に50歳以上)の中途失明*の主要な原因となっています。

日本においても、近年の急激な高齢者人口の増加や生活習慣の欧米化などに伴い、患者数が増加しています。日本では患者数は男性のほうが多く、年齢が高くなるにつれて増加します。また、喫煙者に多いことが知られています。

*加齢黄斑変性における失明は「社会的失明」と呼ばれます。視野の中心の視力は失われるものの、光を全く感じられなくなるわけではありません。(ごくまれに、完全に失明することはあります。)

加齢黄斑変性を主とした黄斑変性症は、視覚障害者の原因疾患の第4位です。

*視覚障害者手帳交付の原因疾患

  • 第1位:緑内障
  • 第2位:糖尿病網膜症
  • 第3位:網膜色素変性
  • 第4位:黄斑変性症
  • 第5位:高度近視

*網膜脈絡膜・視神経萎縮症に関する研究平成17年度総括・分担研究報告書42.わが国における視覚障害の現状


黄斑(おうはん)とは

加齢黄斑変性

黄斑は、網膜の中でも視力をつかさどる重要な細胞が集中している中心部で、ものの形、大きさ、色、奥ゆき、距離など光の情報の大半を識別しています。

この部分に異常が発生すると、視力の低下をきたします。また黄斑の中心部には中心窩という最も重要な部分があり、この部分に異常をきたすと、視力の低下がさらに深刻になります。


加齢黄斑変性には滲出型と萎縮型の2種類があります

滲出型と萎縮型の2種類

滲出型(しんしゅつがた)

脈絡膜(みゃくらくまく)から異常な血管(脈絡膜新生血管 しんせいけっかん)が生えてくることによって起こるタイプです。新生血管は破れやすいため、出血したり、血液中の成分がもれ出して、黄斑が腫れ、ものを見る細胞の機能が障害されます。病状の進行が速く、急激に視力が低下していきます。

「滲出型(しんしゅつがた)」加齢黄斑変性の自覚症状

加齢黄斑変性では網膜の中心部である黄斑が障害されるので、ものを見ようとしたときに視野の真ん中が影響を受けます。進行とともに次のような症状が現れます。

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